中国の高速道路といえば混乱の果てに途方に暮れてしまうほど複雑で有名らしいのだが、昨年貴州省で完成したばかりのインターチェンジがわりと容赦ないと話題になっている。
一見しただけでもめまいがしそうな交差ぶり。確かに道路というよりは、アトラクションにふさわしいのではなかろうかと思うほど見事な入り組み具合。
重ねに重ねたモンスター立体交差。ちょっとやそっとじゃ攻略できそうもないインターチェンジの動画がこちらだ。
8年かかって完成!巨大なインターチェンジ
これは2017年に完成したという黔春立交(Qianchun Interchange)の映像だ。貴州省の山間部にあるこのインターチェンジの着工は2009年。それからおよそ8年かかって巨大な立体交差ができた。
最も高いところは地上から37mもあり、5つの高速道路が重なっていて8つの方向に向かう。またランプウエイは20カ所ほどあるという。
5層の道路でカーナビが混乱?対策は万全らしいが…
現地のSNS上では「5層の道路がカーナビの混乱を招いている」との口コミが広がってるらしい。
が、中国の交通当局は「方向や出口ははっきりと表示してある」とし「見誤ったとしても簡単に戻ってこれるようになっている」と主張している。
これから開く出入口も?本格的な運用は年末とも
にしても複雑すぎやん。うっかりこんなところに来ちゃったら、目的地にたどり着ける気がしない。
てか、降りるタイミングを逃しまくってグルグル回り続けるエンドレスパターンが一番怖いんだけど。
なお、完成したての黔春立交の本格開通はこれからで、全ての出入り口が利用できるのは2018年の年末からだという。
複雑極まりない道路構成。この光景を一種のアートと見る分には楽しいけど、運転はきついだろうなー。それとも慣れると案外楽しくってクセになったりしちゃうんだろうか?